SOIL/PLASTERING WALL
土のこと/左官壁について
土のこと
左官壁について
自邸を建てる時に
どうしてもしたかったことのひとつに
壁を左官屋さんに塗ってほしいと思っていました。
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全ては無理でしたが、
玄関先からリビングまで
小舞壁+荒壁+しっくい壁でしつらえてみました。
壁のほとんどが木と土で出来上がった空間に
夏の猛暑の日などに身を置くと
一瞬で汗を引かせてくれるような
しっとりとした空気感があります。
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左官で塗られた壁を見るとそれだけで安堵感と
懐かしさを感じ落ち着くことが出来ます。
そんな誰もが安心できる材料を使った
「土と木の家」を作りたいと思っています。
左官壁を使った壁たち
小舞壁+荒壁+中売り+しっくい壁
PBの上に左官壁塗り
小舞壁
屋根や壁の下地で、竹や貫(ぬき)を縦・横に組んだもの。
使用される竹や縄などの種類によって数寄屋真壁(すきやまかべ)小舞や真壁小舞などの名称がある。(日本大百科全書 ニッポニカ 参照)
壁の小舞下地は和風真壁造の代表的構法で、通し貫をもとに間(ま)渡し竹を縦横に30センチメートル間隔で組み、これに小舞竹を3~4センチメートルぐらいの間隔で取り付ける。
これらの接合には小舞縄(藁縄(わらなわ))を用いる。関東と関西では竹の種類や入れる本数が異なる。また、屋根裏板や杮板(こけらいた)などを取り付けるために、垂木(たるき)の上に横に渡す桟を屋根小舞という。
荒壁
小舞(こまい)下地(竹や貫(ぬき)を格子状に編んだ下地)を用いる左官工事において最初に塗り付けられる壁、すなわち下塗りをいう。
まず小舞の片面から塗り、その完全乾燥を待って反対側から塗る。反対側からの塗り付けをとくに裏返しという。
材料は、粘性のある砂混じり粘土(関東では荒木田土(あらきだつち)とよばれるに切り藁(わら)(長さ3~9センチメートル)を混ぜ、水練りしたものであるが、この練り合せは最低7日間、高級工事では数か月にわたり繰り返し行う。
多田家
屋根補修・墨瓦制作・
ペデュメント補修
竹岡 義和さんのお仕事
あったかいようさん 事業
いもちの家 左官壁補修工事